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2005年 08月 02日
風の谷のナウシカ
「風の谷のナウシカ」 5巻 宮崎駿
徳間書店ANIMEGECOMICS(月刊アニメージュ'87年2~6、'90年4~7月号掲載)

P83~
-腐海で小さな粘菌をガラス瓶に移したときだわ
-粘菌は不安でうろたえて悲鳴をあげた
-他の菌の鉢に放してやったら自分より強い菌におそいかかって
  喰いあいをはじめた
-よほどガラス瓶の中がこわかったんだろう
  でも相手が強すぎて食べられてしまった
-数日後にびっくりすることがおこった
-あの粘菌が他の菌の中で元気にエサをあさっていたのだ
 食べられながら 自分も食べてまじりあって
 いくつかの細胞は生き残っていたに違いない・・・・
-そうだわ あの後はすっかり落ち着いて食べたり食べられたりしていた
 だとしたら・・・・
-巨大な 突然変異体も 普通の粘菌と同じ・・・・!?

P86~
-王蟲のいう 助けを求めている森が 粘菌のことだったなんて
  蟲や腐海にとっては 突然変異体の粘菌すら仲間なんだ
-蟲たちは攻撃していたんじゃないんだ 
 食べようとしていたんだわ
-腐海の食層を食べるように苦しみを食べようとしたんだ
 それが 蟲と木々との愛情なんだ

P145~
-眼が攻撃色じゃない!?
-なんて深い青なんだろう・・・・

-王蟲達は怒りくるっているんじゃない
-大海嘯(だいかいしょう)は 愚かな人間への罰でも復讐でもなかったんだ
-王蟲は 大地の傷口をいやそうとしているだけ

「風の谷のナウシカ」 7巻 宮崎駿
徳間書店ANIMEGECOMICS(月刊アニメージュ'93年3月号~'94年3月号掲載)

P200~
-「その人たちは なぜ気づかなかったのだろう
 清浄と汚濁こそ 生命だということに」
-「苦しみや悲劇やおろかさは
  清浄な世界でもなくなりはしない
 それは人間の一部だから・・・
 だからこそ 苦界にあっても 喜びや輝きもまたあるのに」
-≪種としての人間についていっているのだ
  生まれる子は ますます少なく 石化の業病からも 逃れられぬ
  お前たちに 未来はない≫
-≪人類は わたしなしには滅びる≫
-≪お前達は その朝をこえることは出来ない≫
-「それは この星がきめること・・・」
-≪虚無だ!! それは虚無だ!!≫ 
-「王蟲のいたわりと友愛は 虚無の深淵からうまれた」
-≪お前は 危険な闇だ 命は光だ!!≫
-「ちがう、
  いのちは 闇のなかにまたたく光だ!!」
-「すべては闇からうまれ、闇に帰る おまえたちも闇に帰るが良い!!」
-「あわれなヒドラ 
  おまえだって生き物なのに
  浄化の神としてつくられたために 生きることとは何かしることもなく
  最も醜い者になってしまった」
-≪お前には みだらな闇のにおいがする≫
-≪多少の問題の発生は 予測のうちにある
 わたしは暗闇のなかに唯一残された光だ≫
-≪娘よ お前は再生への努力を放棄して
 人類を滅びるにまかせるというのか?≫
-「その問いは こっけいだ
 私達は 腐海と共に生きて来たのだ
 亡びは私達のくらしのすでに一部になっている」

P208~
≪やめろ 闇の子!!
 世界を亡ぼした怪物を 呼びさますのはやめろ!!≫
≪お前は悪魔として記憶されることになるぞ
 希望の光を破壊した張本人として!!≫
-「かまわぬ そなたが光なら 光など要らぬ」
-「巨大な墓や 下僕などなくとも
 私達は世界の美しさと残酷さを知ることできる」
-「私達の神は 一枚の葉や
 一匹の蟲にすら 宿っているからだ」

by sadomago | 2005-08-02 07:57 | 生態系


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