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2007年 06月 29日
ウジ虫を這わせて傷口を治す  【リンク】
ウジ虫を這わせて傷口を治す (04/10/21) - ニュース - nikkei BPnet
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/337/337405.html

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# by sadomago | 2007-06-29 06:17 | 生態系
2007年 06月 21日
抗生物質が効かない細菌に、蜂蜜で対抗 【リンク】
WIRED VISION / 抗生物質が効かない細菌に、蜂蜜で対抗
http://wiredvision.jp/news/200706/2007062122.html

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# by sadomago | 2007-06-21 20:34
2007年 06月 06日
動物はすべてを知っている Vol.10
動物はすべてを知っている Kinship with All Life
SB文庫
著者 J.アレン・ブーン
訳者 上野圭一
発行 ソフトバンクパブリッシング(株)ソフトバンククリエイティブ株式会社
2005年6月18日初版発行
(※本書は1998年4月 講談社より刊行された『ヒトはイヌとハエにきけ』を改題し、文庫化したものです。) 

P225
奇跡、前兆、不思議!

P228~
 俳優はふかいふかい瞑想にはいっているか、眠りこんだか、死んだかのいずれかだった。微動だにしなかった。
 ようやく、かれが目をあけた。
「できない」
 かれはゆっくりと、こころのこもった声でいった。
「あんな反応をされたからといって、かみの小さな友だちを責めているわけじゃない、ただずしんとこたえただけだ」
 また長い沈黙があった。やがてカウチから立ちあがると、わたしのそばに近づいてきて、手のひらのうえのフレディーをじつに興味深そうに観察しはじめた。フレディーは急いで向きを変え、俳優をみあげた。しかし、今回は飛び立って天井には逃げなかった。
「奇跡、前兆、不思議」が起ころうとしていた!

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# by sadomago | 2007-06-06 13:52 | 生態系
2007年 06月 02日
動物はすべてを知っている Vol.9
動物はすべてを知っている Kinship with All Life
SB文庫
著者 J.アレン・ブーン
訳者 上野圭一
発行 ソフトバンクパブリッシング(株)ソフトバンククリエイティブ株式会社
2005年6月18日初版発行
(※本書は1998年4月 講談社より刊行された『ヒトはイヌとハエにきけ』を改題し、文庫化したものです。) 

P219
フレディーの礼儀作法
・・・・フレディーには完全な自由があたえられていたとはいうものの、どうしても守ってもらわなければならない礼儀作法というものもあった。顔、手など、肌の露出している部分を歩きまわらないという作法である。ヒトの表皮上をそのように歩くと、わたしの種のメンバーたちの暴力的な気分と行動を誘発する傾向があることを、注意深くかれに説明した。
 かれは理解してくれたようだった。というのも、いっしょに暮らしていたあいだ、かれはただの一度もそのルールを破らなかったからである。
・・・中略・・・・
ある日の夜中、眠りについて数時間もたったころだろうか、玄関のドアをあけると、興奮と好奇心とではちきれそうな顔をした、有名な俳優の友人が立っていた。ついさっき終わったディナーパーティーで「ハエのフレディー」のうわさをききおよび、大いに興味をそそられたが、自分の目でたしかめるまでは信じないぞといきまいてきたらしい。
・・・中略・・・・
「ひと目でいいからフレディーに会わせてくれ」と俳優は懇願し、わめき立てた。気がすすまないままに、わたしはとうとうフレディーを呼びだすことに同意した。

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# by sadomago | 2007-06-02 14:54 | 生態系
2007年 05月 28日
動物はすべてを知っている Vol.8
動物はすべてを知っている Kinship with All Life
SB文庫
著者 J.アレン・ブーン
訳者 上野圭一
発行 ソフトバンクパブリッシング(株)ソフトバンククリエイティブ株式会社
2005年6月18日初版発行
(※本書は1998年4月 講談社より刊行された『ヒトはイヌとハエにきけ』を改題し、文庫化したものです。) 

P190
ハエのフレディー
P193~
 わたしは人さし指をたて、こころをあらんかぎりの好意で満たして、「よかったらここにこないか」「そうすればもっと仲よくなれる」と思いながら、指をそっと黄色い用紙に近づけた。すると、目にもとまらぬ速さで用紙を飛び立ち、かれが指に移ってきた。
 わたしは指を目の高さまであげて、虫めがねでかれを観察しはじめた。最初の数分間はじっとしたままだった。たぶん、つぎの行動計画を練っていたのだろう。
 やがて、ハエに特有の早足で、かれは指を伝っておりたりのぼったりしはじめた。まるでみえないブラスバンドが演奏する音楽に合わせて行進しているかのような動きだった。ときどき立ちどまっては、また行進をはじめた。愉しくてしかたがないというようすで、その愉しさをわたしとも共有したがっているようにおもわれた。
・・・・・・中略・・・・・・・・
 反応がみたいという好奇心から、わたしはひょいと指をあげ、かれを空中に放りだした。動じるようすはまったくなく、むしろその遊びが気に入ったようだった。わたしの頭のうえを旋回しているかれに向かって指を立てると、まるでずっとまえからその遊びをしているように、慣れたようすで急降下してきて指先に止まった。

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# by sadomago | 2007-05-28 13:45 | 生態系