2005年 08月 06日
ブライアン・L・ワイス(1)
未来世療法 ブライアン・L・ワイス
PHP研究所
2005年6月22日 第1版第1刷発行

ごく手短に「魂の伴侶』の中で紹介していますが、私にもある例が報告されています。それも患者自身からではなく、マイアミのマウント・サイナイ医療センターの心臓の医者から直接聞いた話です。彼は非常に学究的で理性的な科学者です。
 高齢の糖尿病患者が、検査のために入院しました。入院中に、彼女は心臓マヒを起こし、心臓が停止して昏睡状態に陥りました。医師たちはもうだめだと思いましたが、それでも必死で救命措置を施し、彼女を担当している心臓の専門医に助けを求めました。彼は集中治療室に飛んで来ましたが、その時、特徴のある金色のペンを落としてしまいました。そのペンは向こう側の窓の下まで、床を転がってゆきました。蘇生措置の合間に、彼はそのペンを拾いあげました。
 その女性は後に、次のように報告しました。医師団が彼女の措置をしている間、彼女は体から浮かび上がって、窓の近くにあったカートの上あたりから、すべてのプロセスを観察していました。それも一生懸命、見ていました。医師団が手当てしているのは、彼女自身だったからです。彼らに、私は大丈夫よ、そんなに必死にやってくれなくてもいいのよ、と呼びかけたいと願ったのですが、彼らに自分の声が聞こえないことも、彼女は知っていました。心臓の専門医の肩をたたいて、私は元気よと知らせようとしたのですが、彼女の手は彼の体を通り抜け、しかも、彼は何も感じてくれませんでした。彼女には自分の体のまわりで起きていることすべてが見え、医師たちの話す言葉もすべて聞こえました。でも、イライラすることに、誰も彼女の声を聞こうとしてはくれませんでした。
 医師の努力が実りました。その女性は生き返りました。
「私はその様子を全部見ていましたよ」と彼女は心臓の専門医に言いました。
 彼はびっくりしました。
「そんなはずはありません。あなたは意識がなかったのですよ。昏睡状態だったのです」
「先生が落としたペンはとてもきれいでしたね。とっても高いものでしょう?」と彼女は言いました。
 「え、見ていたのですか?」
 「そうですよ、そう言ったでしょ」
 そして、彼女はさらにペンのことや医師や看護師が着ていた服のこと、集中治療室を出入りしていた人たちのこと、それぞれが何をしていたかなど、そこにいた人以外には知りようのない事柄について、語り続けたのでした。
 数日たってその話を私にする間も、彼はまだ震えていました。その女性が話した事柄はすべて起きていたこと、そして、彼女の話が正確であることを彼は確認していました。それでも、彼女の意識がなかったのは間違いありませんでした。その上、彼女は五年前から、目が見えなかったのです! しかし、彼女の魂は目が見えたのでした!
 

ブライアン・L・ワイス(2)
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by sadomago | 2005-08-06 12:16 | 心と視力・光療法


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